脳神経内科のページへようこそ
ご挨拶
2021年4月より当院に勤務させていただくこととなりました 脳神経内科医の中西一郎と申します。これまで県下拠点病院の脳神経内科診療の立ち上げと、地域の神経難病患者の療養支援を行ってきました。今後も保健行政、介護看護スタッフと連携し、紀南地方の神経難病の患者さんに対して、きめ細やかで質の高いプライマリ・ケアを実践したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
医師紹介
中西 一郎(なかにし いちろう)
【略歴】
和歌山県田辺市出身
2000年3月 和歌山県立医科大学卒業
【趣味】
ランニング・サイクリング・酒・娘
【専門・担当疾患】
脳神経内科疾患一般診療(主に神経難病患者の支援)
内科一般診療
【資格】
日本内科学会 認定医
日本神経学会 専門医・指導医
脳神経内科の紹介
脳神経内科は 脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。体を動かしたり、感じたりする事や、考えたり覚えたりすることが上手にできなくなったときに、このような病気を疑います。症状としてはしびれやめまい、うまく力がはいらない、歩きにくい、ふらつく、つっぱる、けいれん、むせる、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、かってに手足や体が動いてしまう、ものわすれ、意識障害などたくさんあります。神経内科では全身を診て、神経のどの部分の病気であるかを見極め、その上で骨や関節の病気がしびれや麻痺の原因なら整形外科に、脳の病気について手術が必要なときは脳神経外科にご紹介します。感じることの中には見たり聞いたりする能力も含まれますが、眼科や耳鼻科の病気の場合もあります。よく間違えられやすいのが精神科、精神神経科、神経科、心療内科などです。これらの科おもに気分の変化(うつ病や躁病)や精神疾患を扱う科です。脳神経内科はこれらの科と異なり、精神的な問題からではなく、脳や脊髄、神経、筋肉に病気があり、体が不自由になる病気を扱います。中には精神科と脳神経内科どちらでも見る病気もあり、認知症やてんかんなどはその代表的なものです。このようにいろいろな科が関係することもありますが、まずは全身を診ることができる脳神経内科にご相談いただき、必要であれば他の専門科に紹介させていただきます。
私が専門とする神経難病は、根本的に治癒できないにしても、適切な治療が行われれば、すぐに生命を脅かすことはまれであり、経過は長期にわたることが多いです。神経難病と診断された場合でも、「神経難病である = 健康ではなく不幸だ」という「健康観」を書き換えて、「神経難病になった現状は、思ったほど悪くなく、それほど生活は変わらない」と現状肯定していただけるように、正確で前向きな病状説明を心掛けております。この「新しい健康観」に基づいて、現実を前向きに的確に把握し、身近な生活上の問題点に対し工夫、処理することのお手伝いをいたします。私ども脳神経内科医の目標は、患者さんが神経難病になったことをきっかけに、これまでの人生と向き合い、社会や家族、医療との関係を見直し、残りの人生に希望をもって、よりよく人生を送っていただくことにあります。
取り扱える疾患
- 変性疾患(パーキンソン病/パーキンソン症候群、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病など)
- 脳梗塞
- 末梢神経障害(多発神経炎、ギランバレー症候群など)
- 筋疾患(筋ジストロフィー、多発筋炎など)
- 脱髄疾患(多発性硬化症など)
- 重症筋無力症
- 感染症(髄膜炎、脳炎、クロイツフェルト・ヤコブ病など)
- 頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、三叉神経痛など)
- てんかん
- 各種内科疾患に伴う神経障害 など
脳神経内科診療時間
受付
月・火曜日
8:30 ~ 11:30
火・木曜日
13:30~16:30
診療
月・火曜日
9:00 ~ 12:00
火・木曜日
14:00~17:00
休診
水曜日・金曜日・土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始