リハビリテーションセンター
Nanki Shirahama Onsen Rehabilitation Center
理念
地域に根ざした質の高いリハビリテーションを提供します。
基本方針
- 理論に基づいたリハビリテーションを提供できるよう、知識・技術の向上を図ります。
- 誠実さと思いやりのある行動をとります。
- 他部門との連携、地域関係者との連携を密にし、利用者に充実した生活を送っていただけるよう支援します。
- 個々の状態、感染リスク、転倒リスクに注意し、安全にリハビリテーションを行えるように心掛けます。
教育目標
- 自己研鑽を怠ることなく基礎知識や技術の向上を図り、各々の利用者に提供できる。
- 人として、当院の一職員としての行動ができる。
- チーム医療を理解した連携、行動ができる。
- リスクを理解し、安全なリハビリを行うことができる。
特徴
当リハビリテーションセンターは、白浜はまゆう病院本館2階にあり、眼下に白良浜を望むすばらしい環境が整っています。2024年6月現在、理学療法士36名、作業療法士18名、言語聴覚士8名、助手2名、個性豊かで豊富な人財を揃えております。療法士はさらに、専門性に特化した資格保有者が在籍しております。
理学療法、作業療法、言語療法、その他の技術を駆使して、病気やけがで障害の残った方々の家庭復帰、社会復帰のお手伝いをしています。
キャッチフレーズは「からだと心に青空を取りもどそう」です。利用者さまが晴れやかな気持ちになり、喜んで頂き、地域で自立(自律)して豊かな生活が送れるよう、日々取り組んでまいります。
2007年4月には和歌山県から田辺・西牟婁の「地域リハビリテーションセンター」の指定を受け、地域の健康講座や転倒予防教室へ講師を派遣し、予防事業にも積極的に参加しております。
目的・効果
リハビリの実例
●脳卒中による片麻痺、失行、失語
(麻痺=力が入らない・失行=動作ができない・失語=言葉の理解や表現ができない)
- 理学療法=関節の動きをよくする・筋力増強・ベッド上動作・起立・歩行・補助具
- 作業療法=手の機能・利き手交換・日常生活動作・心理支援・余暇活動・家屋改造
- 言語療法=聞く、見る理解力の向上・代償的な意思伝達(絵・ジェスチャー)
●パーキンソン病によるすくみ足、ふるえ、小声、嚥下(飲み込み)障害
- 理学療法=ストレッチング・すくみ現象への視覚聴覚刺激・歩容改善
- 作業療法= 細かい動作・日常生活動作・ボール遊び・レクリエーション
- 言語療法=発声訓練・飲み込みの練習
●骨折による運動制限、筋力低下、歩行障害
(大腿骨頚部骨折=足の付け根・橈骨遠位端骨折=手首の上方・上腕骨骨折=二の腕)
- 理学療法=ホットパック・関節の動きを良くする・筋力増強・荷重練習・歩行練習
- 作業療法= 関節の動きをよくする・筋力増強・動作練習